『Rain/大江千里・秦基博』ギター弾き語りアレンジ【コード・TAB譜付】

こんにちは、講師の尾崎です🎸

久々の弾き語り動画です。
今回は2013年に公開された新海誠監督作品「言の葉の庭」(https://youtu.be/YLDxwZHRP6o)のエンディングテーマ「Rain」をアコースティックギターでの弾き語りアレンジしてみました。

原曲は大江千里さんが1988年に発表したアルバム「1234」に収録された名曲です。
今回は前述の「言の葉の庭」のエンディングテーマで秦基博さんがカバーしたverを参考にしました。
美しいメロディで、秦さんverはサビの透明感・清涼感あるハーモニーが印象的ですね。
まずは動画をご覧下さい。

前回の藤井風さんの2曲同様(帰ろう / 旅路)2フレットにカポをつけて演奏しましたので、譜面のキーはGで表記されていますが実際聴こえているキーはAになります。勿論カポなしでも出来ますが(秦さんはおそらくカポなしではないかと思います)、カポを利用することでセーハするコード(バレーコード)がかなり減らせるということで今回は2カポで演奏してみました。

【イントロ】

割と平易なコードをジャラーンと二分音符や全音符といった長い音符で弾き、最後の小節の八分音符で少し勢いをつけるといった感じのイントロになっています。最後の小節は少し音量を上げていく感じで演奏すると良いかも知れません。

【Aメロ】

この曲のストロークの基本のリズムは、上の画像にある16ビートの曲でよく使われるパターンでほとんどのパートを弾いております。
「タンタン タータカ タカタン タータカ」
というリズムですね。
とりあえずこれさえ覚えておけば色んな曲で便利に使えますので、赤の矢印の向きの通りに弾けるように練習してみて下さい。
セーハがBmで一つだけ出てきますが、是非頑張ってみて下さい。もし難しくてなかなか弾けないという方はB7の4弦を解放弦にしたBm7(下図)を代用していただいてもOKです。

【Bメロ】

転調してキーがGからEに変わります。(実際はDからF#)
Eのキーでよく使われる1,2弦を解放弦にしたハーモニーでアレンジしています。このアレンジはギター弾き語りの演奏では定番と言えるものでして、秦さんの曲では「青い蝶」などでも使われています。
最後のC#7に慣れていない方は「Cをそのまま1フレット上げて小指を3弦に」と考えていただけたらちょっと押さえやすくなるかも知れません。

【サビ(C)】

再びGのキーで、
C△7ーBmーEmと
C△7ーBmーEの繰り返しになります。
このEmとEの違いがメロディの絶妙な違いに関わっていると言えますね。

【間奏】

コード進行はほぼサビと同じですがリズムに八分音符で食う音符があるので気をつけたいところです。
苦手な方は無理に譜面通りに弾かなくても良いと思いますが、是非動画と合わせてストロークの右手の動きを練習してみて下さい。特に最後の2小節はコードの変わり目がちょっと変則的な位置にあるので気をつけて弾いてみて下さい。

【[B’]の最後の小節のミュート】

[A’]、[B’]は上記の[A]、[B]とコードは同じで[A’]は伸ばす音符で弾いているだけでコードは全く同じです。
[B’]の最後の小節はドラムのフレーズになっているのでギターで同じようなリズムをミュートして弾くようにアレンジしてみました。

( )内の矢印は空振り。

「ウタタン タンウタ タータカ タカタカ」
「ウ」がカッコ内の空振りするところです。動画では一応上の画像のように赤の矢印の向きに弾いていますが、実際弾き語りする際にはどんなリズムでも全く問題ないと思います。Aメロで弾いていたリズム「タンタン タータカ タカタン タータカ」のままでも良いですし、1小節分ドラマーになった気分で、左手でしっかり弦をミュートしてリズムを出してもらえればOKかと思います。

以上、簡単に解説してみました。
演奏のレベル的にはそれほど高くない曲ですので初心者の方の練習にも最適な曲だと思います。
女性でしたら5カポくらいにすると歌いやすいかも知れません。
大江千里さん秦さんがお好きな方は是非練習してみて下さい。

付け加えておくと「言の葉の庭」、名作ですので是非チェックしてみて下さい。
新海誠監督と言えば大ヒットした「君の名は」が浮かびますが、それよりずっと前の作品でして生徒さんの中には映画も小説も読んで実際舞台となっている新宿御苑に行って記念写真を撮ったという方もいらっしゃいました。ボクもDVDと小説は購入しました。「言の葉の庭」ファン、意外と多いですね。たった45分ほどのアニメ作品なんですが興味ある方は是非ご覧になってみて下さい。
ちなみに主人公は「タカオ」です(笑)

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