『旅路 / 藤井風』ギター弾き語りアレンジ【コード・TAB譜付】

こんにちは、講師の尾崎です🎸

久々の投稿となりましたが、演奏動画です。
今回、Youtubeのコメント欄でリクエストいただきまして、前回に引き続き藤井風さんの素晴らしい楽曲「旅路」(https://youtu.be/29p8FvT_puU)をギター弾き語りアレンジしてみました。藤井さんが故郷である岡山の母校・岡山城東高校時代のことを回想して書いた曲のようでして、こちらに動画も上がっております。(https://youtu.be/febLbLDC80c)風さんが音楽を学んだ母校での思い出やコロナ禍で苦しむ人達へ想いを語ってらっしゃいます。歌詞からも感じられますが、本当に優しく思慮深い方です。是非ご覧下さい。

そして演奏動画をご覧下さい↓

この曲は前回の「帰ろう」と同じくカポを2フレットにつけて演奏します。本来はAのキーですがGのキーとして弾けるのでセーハ(バレーコード)をかなり少なく出来ます。

【イントロ】

冒頭部分はおまけでドラムのかわりにボディを叩いています。ここで特に説明はしませんが、私が代表・講師をしている本町SputnikGuitarSchoolのブログに以前アップした、スラム奏法を使って髭男のPretenderを弾いたものの中で手順を説明しておりますので興味のある方は参考にしてみて下さい。(『Pretender / Official髭男dism』をアルペジオ+ストローク+スラム奏法で弾く

原曲は主にエレキギターとエレクトリックピアノで弾かれているのですが、ギターで出来るだけ近い音になるようにアレンジしてみました。最初の2小節が一番高いメロディ音と一番低いベース音だけ、2段目からコードでアレンジしています。私は指で弾いていますが、ピックでも可能だと思います。偶数小節最後の4拍目に出てくる単音のフレーズは次のコードを弾くのが意外と難しいので省略していただいても構いません。

A】前半8小節

私は指で弾いておりますが、簡単な音符をジャラーンと弾くだけですので指でもピックでもご自分の弾きやすい方で弾いて下さい。
使っているコードが少々難しいものがありますが、以下のように簡略化していただいても構いません。
G△7⇨G
Dm9⇨Dm7 or Dm
Dm9/G⇨G
G7(b13)⇨G7 or G
Cm9⇨Cm7
Cm9/F⇨F
これで初心者の方でも弾きやすくなるはずです。

【A】後半8小節

コード自体は前半と全く同じですが、右手の弾き方がパーカッシブ奏法になっています。
パーカッシブ奏法に関しては前回の「帰ろう」で詳しく説明しておりますので是非そちらをご参照下さい。(『帰ろう / 藤井風』ギター弾き語りアレンジ【コード・TAB譜付】
パーカッシブ奏法がどうしても難しいという方は後で出てくるサビの【C】で弾いている16ビートの定番ストロークを使っていただいても良いかと思います。

【B】

BメロはAの後半と同様パーカッシブ奏法で弾いております。こちらも難しい方はストロークで弾いて下さい。
以下のコードやコード進行を簡略化したい場合は
D7(b9)⇨D7
Gm-Gm7/F-Eb△7-Dm7の4拍⇨GmとDmを2拍ずつにする

【C】および【C2】

サビは定番のストロークパターンで弾いています。
ただピックを使わずに指を使ってストロークしています。
私は指でストロークする際、ダウンストロークは人差し指・中指・薬指の3本を一緒に弾くようにしています。人差し指だけで弾いたりするとどうしても爪の摩耗がはげしくなってしまうのでなるべく全体で当てるようにしています。対して、アップストロークは親指だけで弾きますが、こちらはなぜか摩耗しません。コードの簡略化に関しては【A】で出てきたものと同様です。

エンディング】

イントロの2段目と全く同じです。ストロークからテンションを下げていく感じなのであまり強い音にならないように気をつけて弾くようにしてみて下さい。

以上、簡単に解説してみました。
この曲に限らず風さんの楽曲のコード進行にはジャズ的なアプローチが多くみられるのでコードのアナライズなんかも面白いと思いますが、楽曲分析についてはまた別の機会にやれたらと思います。
今回の動画・解説が弾き語りの一助となれば幸いです。

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